【五七五 お庭 株分けの妙の巻】

未(ひつじ)三つ時に、「闇斎」といふ、庭匠の、来給ふといふ文、ひとつとどけり。

『これはたいへん、連衆の皆さまにお寄りいただきし折、木戸が閉じられているといふやうなことがあつては、みなさまに面目なきこと』とばかり、玉簾、取るものも取りあへず、手をつくして大看板をかきたり。

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ほどなくして、あまたの百千鳥そへて、庭匠闇斎のあらはれり。庭匠闇斎は、春司る、佐保の理慧姫より、直々に賜はりし「株分けの術」にて、えも言へぬ間に、その巧をなせり。そのおもしろき様、世にたぐひなきこといふばかりなし。

さだめて、是、妙技と見たり。

お庭株分けも終はり、日暮がた、庭匠闇斎は、涼しきさまで、濡れ縁に懐手のまま、ものいはず、ただ庭のこずゑを見ていたり。

日の入り時、

   生い茂るカンブリアンは想定外  闇斎

と詠吟す。いみじき涼しき句なりけり。
天人、佐保の理慧姫の術、体得せし庭匠闇斎、此世の中にあるべき人ともおぼえず。

 

卯月、二十五日 玉簾、紀

という事で、5-7-5庭園はこんな風になりました。ひきつづき、にぎにぎしくまいりましょう!

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